地元の恵みで新ジェラート 市産直で販売

12種類のジェラートを販売しているつがる市農産物直売所内の店舗

 青森県つがる市が東京都新宿区の店舗で売り出しているオリジナルジェラートの販売が20日から、同市柏地区の市農産物直売所で始まった。同市の農産物を使った従来の商品6種類に、今度は焙煎(ばいせん)した地元産ゴボウを活用するなどした新商品6種類が加わり、市は新たな名物としてPRしていく。

 市が3月から新宿マルイ本館地下1階のジェラートショップ「農家の刺客」で提供している商品は、地元の雇用促進を目的に同直売所で製造している。

 新商品は(1)プレミアムホワイト(2)メロン&チョコレート(3)イチゴミルク(4)縄文(5)「竹浪酒造」の酒粕(さけかす)(6)ごぼう茶-の6種類。中でも、同市に世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産があることにちなんだ(4)は、クルミと栗の香ばしい味わいが魅力。(5)は酒かす独特の風味がやみつきになりそうな仕上がりだ。

 商品には今後、メロンの収穫期など季節に応じて地元特産の素材を活用する。

 20日、売り場前で倉光弘昭市長が「1次産業振興に向けた一歩。産業発展の大きなきっかけになってくれれば」とあいさつ。その後にオープンし、市民らがお目当ての品を買い求めた。

 価格は1個350円(税込み)。店では毎月、新たなジェラートを出したいという。営業時間は午前10時~午後4時、定休日は水曜日。

つがる市

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