縄文ヒスイ展15日から/三内丸山センター

ヒスイの原石から玉をつくる工程や道具なども紹介している特別展

 青森市の三内丸山遺跡センターは15日から、特別展「三内丸山とヒスイ-本州最北に集う緑と技術-」を開催する。三内丸山遺跡を中心に、青森県の縄文遺跡から多く出土するヒスイ製品に着目し、数千年にわたって続いた縄文人とヒスイの深いつながりなどに迫る。7月2日まで。

 ヒスイをテーマにした展示は初めて。三内丸山遺跡からは珠や玉のほか原石、加工途中の未成品など一遺跡では例を見ないさまざまなヒスイが出土している。

 特別展は、ヒスイが当時の産地である今の新潟県から青森県まで運ばれた背景や三内丸山と産地それぞれの加工工程、ヒスイの使われ方などを解説。今なお透き通った緑色が美しい大珠も見ることができる。

 14日は関係者ら向けの内覧会を行った。岡田康博所長は「縄文人がヒスイにこだわった理由を想像できる展示になっている。縄文人が愛したヒスイをじっくり見てほしい」と話した。

 会期中、本物のヒスイに触れる体験イベントや、事前申込制の関連講座なども予定している。問い合わせは同センター(電話017-766-8282)へ。

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