奥入瀬渓流マイカー規制10月23日~29日

 国や青森県、十和田市などでつくる奥入瀬渓流利用適正化協議会(会長・小山田久十和田市長)は27日、十和田市役所で会合を開き、紅葉の時期に環境保全のため同渓流周辺の国道102号で行っているマイカー交通規制を、今年は10月23日から29日まで1週間行うことを申し合わせた。期間中に同市の焼山-休屋間を運行するシャトルバスの利用料金を現行の千円から1500円(1日乗り放題、小学生以下無料)に改定する方向で検討している。

 マイカー規制は、昨年は10月24日から1週間行う予定だったが、8月の豪雨の影響で迂回(うかい)路の七曲区間が片側交互通行となったため中止された。今年も現地調査などを踏まえ同区間の安全確保を前提に行う。

 規制区間は例年と同様に奥入瀬渓流区間(惣辺交差点-子ノ口交差点、約10キロ)と七曲区間(青橅山(あおぶなやま)交差点-子ノ口交差点、約6キロ)。時間は平日が午前10時~午後2時、土日は午前9時~午後3時。渓流区間はバスやタクシーなどを除く自動車と自動二輪、七曲区間は大型・特定中型車が規制される。

 シャトルバスの料金改定は、同区間の路線バス運賃や人件費・燃料費高騰を踏まえた措置。運行時間の延長も検討している。昨年10月27~30日に県が行った運行の利用者数は2173人で、マイカー規制がなかったことなどから2019年秋より378人減った。

 規制などの詳細は9月に関連する会議を開き正式決定する。

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