南郷資料館の展示解説アプリ 八工大生が開発

アプリ「モバイル学芸員」を紹介する(右から)松村さんと中尻学芸員ら関係者

 八戸工業大システム情報工学科4年の松村泰至(たいじ)さん(22)が、八戸市南郷歴史民俗資料館の展示解説アプリ「モバイル学芸員」を開発した。アプリを搭載したタブレット端末の画面に館内のマップを表示し、マップ内のボタンを押すと詳しい解説を見ることができる。同館は4月から端末を来館者に貸し出す予定で「アプリによって展示の理解度を深めてもらえたら」と期待している。

 アプリの開発は、同学科と市博物館が2019年度から取り組む共同研究の一環。同資料館には学芸員が少ないため、団体利用者への対応が円滑に進まないという課題があった。そこで本年度、学芸員不在でも詳しい解説ができるアプリの開発を同学科に依頼。小玉成人・同学科教授の研究室に所属する松村さんが、卒業研究として取り組んだ。

 アプリでは「幻の八戸要塞(ようさい)」「昭和の町並み」など展示テーマごとの解説を読むことができるほか、「トーチカ」「太平洋戦争」といったキーワードの説明文も掲載。同館に隣接する古民家内の展示品「えんつこ」「裂織(さきおり)」などについても紹介している。さらに展示内容をおさらいするクイズのページも設けた。

 松村さんは同資料館を見学した際、中尻貴之主査兼学芸員の詳細で分かりやすい解説に感銘を受けたといい「中尻さんの代わりになるアプリを作りたい」と奮起。何度も館内の展示を見たり南郷図書館で参考資料を探したりし、内容を充実させた。

 中尻学芸員は「太平洋戦争や古民家の説明が詳しく、来館者の理解につながる内容」と太鼓判を押す。松村さんは「自分が知りたいことをアプリに詰め込んだ。役立ててもらえるとうれしい」と語った。

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