フキノトウひょっこり/青森に春告げる

ホタル湖(浅虫ダム)周辺で顔をのぞかせたフキノトウ=5日午前、青森市浅虫

 6日は二十四節気の啓蟄(けいちつ)。寒さが緩み土の中の虫が地上にはい出る頃とされる。高気圧に覆われた5日、青森県内は全域で好天に恵まれ、暦通り春を思わせる陽気が広がった。

 青森市浅虫のホタル湖(浅虫ダム)周辺ではフキノトウが顔を出し、付近を散策する住民らの目を楽しませている。周辺の道路にはまだ雪が残る箇所があるが、雪の消えた地面や斜面には若草色のつぼみが顔をのぞかせた。散歩を楽しんでいた住民女性(82)は「フキノトウが出ればやっと春。もう少し数が出てきたら摘み取って味わいたい」と話した。

 青森地方気象台によると、5日の各地の最高気温は、八戸8.6度、むつ7.9度、青森7.3度、深浦6.4度、弘前6.1度など、平年より1~4度前後高かった。6日も県内は高気圧に覆われ気温が上がる。予想最高気温は8~11度。

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