「ルビンのこけし」黒石で里帰り展示

こみせ通り沿いのショーウインドーに展示されている「ルビンのこけし」

 東京銀座の老舗百貨店松屋にディスプレーされた新たな津軽こけし「ルビンのこけし」が2日から3月15日まで青森県黒石市の津軽こみせ駅で里帰り展示されている。限定で販売もされる。

 「ルビンのこけし」は、向き合った人の顔の形にも壺(つぼ)にも見えるだまし絵「ルビンの壺」をモチーフにしたこけし。日本を代表するグラフィックデザイナー佐藤卓氏が考案し、黒石市の工人阿保六知秀さん、正文さん親子が制作。昨年10月に300体が松屋のショーウインドーなど店内外に装飾され、話題を呼んだ。

 今回はこみせ通り沿いのショーウインドーに大24センチ、小14センチ計110体をディスプレーしており、夜間はライトアップする。今後、大阪などでも展示される予定で、市観光課の工藤麻美係長は「ぜひ地元の方々にも見てもらいたいと思い企画した。SNS(交流サイト)映えもすると思うので、こみせ通りを散策しながら大人から子どもまで楽しんで」と話している。

 販売するのは別途制作した、「カラフル」と「ブラック」の2種類で、大12センチ、小6センチの2体組み「ペア」と3体組み「ファミリー」計4種それぞれ10セット、計40セットで、1セット税込み6600円。津軽こみせ駅に備え付けの用紙で応募、3月5日に抽選し当選者に販売する。問い合わせは津軽こみせ駅(電話0172-59-2080)へ。

 松屋は1月26日、津軽圏域14市町村でつくる観光地域づくり法人「クランピオニー津軽」(理事長・桜田宏弘前市長)と観光推進に向けた連携協定を締結。14日まで、弘前市の「ブナコ」が制作したブナ製品を装飾、販売している。

抽選で販売される「ルビンのこけし」カラフル(上)とブラック

黒石市

青森
新挑限さんアニメ放映でPR列車/弘南鉄道
青森
山形こども園が最高賞 黒石・雪だるまコン
青森
10市大祭典9月28、29日 黒石市で初開催
青森
黒石高生制作の広告 2月1日から弘南線に
青森
伝統こま「ずぐり」制作最盛期/黒石