「ウニの殻むき体験」佐井で楽しむ

慣れない手つきでウニの殻をむく参加者

 青森県佐井村の佐井定期観光は地域の魅力をより深く味わってもらおうと、約15年前から観光客向けに「ウニの殻むき体験」を行っている。17日は中部地方からの観光客28人が挑戦。一生懸命むいたウニをおいしく味わっていた。

 ウニの殻むき体験は物見遊山観光だけでなく、体験や食を通して同村の魅力を多角的に発信する狙いがある。毎年4~7月ごろに実施しており、今年は既に8回目を迎えた。

 17日に同村の津軽海峡文化館「アルサス」で行った体験では、同社の島野慶司事務長が「ウニの口を上にして、器具を差し込んで割って」などと説明。ビニールのエプロンと軍手を身に着けた参加者が、慣れない手つきでウニ5個の殻を割り、ピンセットや小さなスプーンを使って身をかき出した。参加者は体験後、自分でむいたウニを昼食会場に持参し、海鮮丼にのせて味わっていた。

 初めてウニの殻むきをしたという名古屋市の関戸雪子さん(73)は「難しかったけど、楽しかった。上手に割ればウニの身がきれいに残せたのかな」とほほ笑んだ。同市の入山文子さん(69)は「新鮮で臭みがなくとてもおいしい。思ったよりも難しくて、普段ウニを食べるときはありがたがって食べようと思った」と笑った。

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