五戸温泉が再オープン PR、改修費求めCF開始

昨年12月に再オープンして、クラウドファンディングを始めた「新・たんぼのゆっこ」

 明治天皇にゆかりのある青森県五戸町筒口川原の五戸温泉は昨年8月に惜しまれながら閉館した。その後、常連客の声に押されて新経営者が12月、名称を「新・たんぼのゆっこ」と一部変えて再オープンした。10日からは、若い人たちへのPRと改修費を求めて、インターネット上で資金を調達するクラウドファンディング(CF)を開始。歴史ある温泉を次世代につなげようと奮闘している。

 五戸温泉は、遠くからは田んぼの中にぽつんと立っているように見える。300年ほど前からあり、傷ついたサギが羽を休めて癒やし、飛び立ったという伝説から「サギの湯」とも呼ばれる。冷鉱泉で皮膚病、神経痛に効能がある。1876(明治9)年の明治天皇の東北巡幸で、天皇にお湯を献上して喜ばれた逸話もある。

 ただ、前経営者が体調を崩して昨年8月、当時の「たんぼのゆっこ」は閉館。常連客の有志団体「たんぼのゆっこ裸の会」などの残念がる姿を見て、同町の電気工事業「シュウテック」が買い取った。

 同会の会員でもある木村修社長(63)が一肌脱いだ形だが、2001年に建った施設は、大がかりな改修工事が必要だった。同会のメンバーも手伝い、12月24日に再出発した。

 週2回利用する60代女性は「ここのお湯に入ると腰、膝の痛みが楽になる。再開してうれしい」と話す。

 客の年齢層が高いため、若い人にも良さを知ってもらい、今後の改修費用も賄いたいと考えて、CFを始めた。ボイラーを発注中という木村社長は「伝統を守るには手間もお金もかかる。できれば多くの方に協力してもらいたい」と話している。

 資金はCFサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」で2月末まで募集し、目標額は100万円。問い合わせはカフェ「UN(うん)」(電話0178-38-7930)へ。

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