「元祖まける日」成功祈る 2月4日開催/三戸

三戸大神宮で山崎禰宜(右)のおはらいを受け元祖まける日の成功を祈る関係者

 江戸時代から続く青森県三戸町の伝統行事「三戸名物元祖まける日」が2月4日、開催される。例年の2日間ではなく一昨年、昨年に続き1日のみの開催。関係者は24日、同町の市日開設の起源となった川村惣太郎が市神様としてまつられる三戸大神宮で繁盛祈願祭を行い、まける日の成功や商売繁盛を祈った。

 町によると、寛永10(1633)年から続く伝統行事。中心商店街の各店がおまけを付け、値引きセールを行う一大イベントで、祈願祭では関係者が参列し、山崎貴行禰宜(ねぎ)による祈祷(きとう)を受けた。まける日実行委員会の手塚克則委員長は「穏やかな天候の、まける日になれば」などと語り、関係者は祈願祭後、市神様を参拝した。川村惣太郎は江戸時代、重税に苦しむ町民の減税と市日の開設を盛岡藩主に直訴、一度は投獄されたが許され、町の商業振興に寄与した。

 まける日は今年も、密集を避けるため、餅まきなどを中止。2店舗以上のレシート合計額3千円ごとに1回できる福引抽選会を実施し、任意団体「サンノヘエール」(五十嵐淳代表)による街歩きイベントも行う。問い合わせは実行委事務局の町商工会(電話0179-22-2131)へ。

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