リンゴ酒16種で乾杯 シードルナイト花まつり名物に

参加者たちがシードルの飲み比べを楽しんだ「シードルナイト」

 リンゴの花をめでながらリンゴ酒シードルの味比べを楽しむ「シードルナイト」が11日、青森県弘前市のりんご公園で行われ、爽やかな味わいを楽しむ大勢の老若男女でにぎわった。

 シードルは同市を中心に、県内のメーカーから昨年より3点多い16点が出品された。使用する品種へのこだわりはもとより、イチゴやにごり酒などとブレンドしたもの、リンゴ酢などもあり、参加者たちは専用のカップで、楽しみながらも慎重に個性的な味を飲み比べていた。会場ではフードコーナーが設けられたほか、エルビス・プレスリーのものまねパフォーマンスで知られるエルヴィス・トキさんらのステージもにぎやかに繰り広げられ、春の夜のうたげに花を添えた。

 カップを使った投票では、弘前公園にある日本最古のソメイヨシノから採取した天然酵母「弘前さくら酵母」を使用した、弘前銘醸(弘前市)の「弘前城しいどる 無ろ過スイート」(アルコール分3%)がグランプリに選ばれた。

 イベントは地場産品であるシードルの認知度向上などを目指し、「弘前りんご花まつり」の一環として2014年から行われている。弘前市の40代の会社員男性は「今回のにぎわいぶりから見て、催しが市民に定着してきた感じがする」と話していた。

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