久しぶりに雪の感触を楽しむスノーボーダー=4日午後、青森市の八甲田国際スキー場

 待ちに待った雪の感触-。青森市の八甲田国際スキー場が4日、県内のトップを切って今季の営業を開始した。3コースのうち滑走できるのは2コースだが、スキーヤーやスノーボーダーが久々の新雪に歓声を上げていた。

 同スキー場によると、平野部で初雪が観測された先月30日から降り続き、4日の積雪はコース上部で55センチ、圧雪後35センチとなった。オープンを待ちわびたスキーヤーらは、圧雪コースのほか、非圧雪の深雪コースも堪能。雪の降る中、雪煙を上げながら思い思いのシュプールを描いていた。

 毎年オープン日にボード仲間と初滑りに来ているという市内の千葉大智さん(24)は「1カ月前から積雪などをチェックしていた。去年より遅くやっとのスタートだが、雪質は最高」と笑顔を見せた。

 営業時間は午前9時から午後4時まで。

 青森地方気象台によると、4日午後9時現在の各地の積雪は、青森市酸ケ湯119センチ、青森大谷43センチ、青森17センチ、平川市碇ケ関9センチ、弘前5センチなど。

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