八戸の風景を独自手法で、市美術館で写真展

展示の見どころを解説する佐藤さん

 八戸市美術館(佐藤慎也館長)で展覧会「佐藤時啓(ときひろ)-マジックランタン-」が開かれている。東京芸術大学教授で美術家・写真家の佐藤時啓さん(65)が6年にわたり独自の手法で市内の風景を撮影した写真125点を展示。来年1月9日まで。

 展示は3種類の作品群で構成。ろうそくやランプの光とレンズを利用しガラスに描かれた絵を投影する装置「マジックランタン(幻灯機)」から着想を得て、工場や港に八戸三社大祭や八戸えんぶりの様子を投影したシリーズのほか、地面に散った桜の花びらの上に頭上の桜の木を重ね合わせた作品、長時間露光で撮影した作品を展示している。

 内覧会では、佐藤さん自ら参加者に展示の見どころを解説。毎月八戸を訪れ撮影に臨んでいたという佐藤さんは「八戸の光景は自然的な部分と工業的な部分があって僕は楽しい。展示を見て、八戸の面白さに気づいてもらえれば」と話した。

 観覧料は一般800円、大学・専門学生400円、高校生以下無料。12月3日には佐藤さんによるトークイベント(定員50人、要予約)も行われる。問い合わせは同美術館(電話0178-45-8338)へ。

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