売り場に並ぶジュース「斜陽」を前に、ラベルの原画と商品を手にする山本さん=五所川原市金木町の産直メロス

 果肉まで赤い青森県五所川原市名産の「赤~いりんご」を使ったジュース「斜陽」が10月末に完成し、同市内で販売されている。ラベルはつがる市の森田養護学校高等部3年の山本風花さん(五所川原市金木町)が担当した。絵本出版など作画活動を続ける山本さんが商品イラストを手がけるのは初めてで、「創作の幅を広げるきっかけにしたい」と意気込んでいる。

 リンゴジュース「斜陽」は、作家太宰治の小説「津軽」に登場するリンゴ酒の再現プロジェクトに取り組んでいる五所川原市のグループが企画した。代表の土岐彰寿さんは「3月に第1弾のリンゴ酒を完成させ、現在は第2弾を開発中。新作では赤~いりんごを使っているが、製造の過程でお酒を飲めない人にも商品を作れないか、という話になった」と話す。

 「赤~いりんごの濃紅色が斜陽のイメージにぴったり」(土岐さん)な上、太宰の小説「斜陽」を題材にした映画が4日から全国公開されたのに合わせ、地元からも応援しようと商品名を「斜陽」にした。ラベル制作は、太宰の地元・金木で独創的な絵を描く若者がいると知人から紹介され山本さんに依頼した。

 「小説の表紙を飾るイメージで描いて」との土岐さんの要望を受け、山本さんは小説の登場人物を応用。満開の赤~いりんごの花に囲まれ物思いに沈む和服姿の主人公「かず子」を描いたイラストが採用された。山本さんは「試行錯誤したが商品イメージと小説の内容が合うように自分なりに工夫した」と述べ「多くの人に商品を手に取ってほしい」と語った。

 ジュース「斜陽」は同市金木町の産直メロスで、1本180ミリリットル入り400円(税込み)で限定販売している。

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