「刈和野の大綱引き」で使う大綱が完成! 大仙市で10日に開催

建元のかけ声に合わせ綱を動かす西仙北中生ら=1月30日
 10日に開催する秋田県大仙市の伝統行事「刈和野の大綱引き」(国指定重要無形民俗文化財)で使う大綱が31日、完成した。保存会会員のほか、保育園児や小中高生を含む地域住民が協力して仕上げた。

 大綱引きは上町が64メートルの雄綱、下町が50メートルの雌綱を作り、当日に2本を1本に綱合わせする。1月30、31日の2日間は、保存会の会員が事前に作った3本の綱を編む「綱よい」作業を実施。雄綱は大綱交流館の駐車場で、雌綱は行事の会場となる大町通り近くの市道を通行止めにしてそれぞれ作った。

 30日の作業には西仙あおぞらこども園の園児や西仙北小、西仙北中、西仙北高の児童生徒約150人が参加。雄綱の綱よい作業では行事を仕切る「建元」のかけ声に合わせ、小中高生らが「ジョヤサー」と叫びながら綱を持ち上げ、3本の綱をねじるように編んでいった。雪が舞う中、コートを脱ぎ体育着姿で綱を運んでいた西仙北中2年の堀江皇さんは「かけ声を出していたら暑くなってきた。本番は勝ち負け関係なく、全員で楽しみたい」と話した。

 30日は半分強の長さまで編み上げ、31日に地域住民らで残りを仕上げ、直径約80センチの2本の大綱が完成。いずれもショベルカーやクレーン車を使ってとぐろ状に巻き上げられ、会場の大町通りに展示された。保存会の今野幸宏会長(71)は「太く、良い大綱ができた。本番はけがなく安全に行いたい」と話した。

 10日は午後9時から引き合う。上町が勝つと米の値段が上がり、下町が勝つと豊作になると伝えられている。

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