朝日に輝く白神岳山頂付近(手前)=14日朝、深浦町(本社ドローンから撮影)

 世界自然遺産・白神山地の主峰白神岳の中腹付近で木々の葉が色づき始めている。14日早朝、昇り始めた朝日が白神の山々を照らすと、ダケカンバやナナカマドが赤や黄色を増すように輝きだし、ササの緑とのコントラストが立体的に浮かび上がった。

 一帯はもやに包まれ、稜線(りょうせん)沿いを冷たい風が吹き抜けた。徐々に日が高くなり青空が広がると、白神山地の最高峰・向白神岳の向こうに岩木山の姿が確認できた。さらに東側には、八甲田連峰の力強いシルエットも。白神岳の登山道脇ではブナ林が鮮やかな紅葉を見せ、風が吹くたび、軽やかな音を立てて葉を落としていた。

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