デビュー7年 メバル膳、節目の10万食/中泊

10万食達成者となり、濱舘町長(左)から目録などを受け取った作間さん(左から2人目)と友人

 青森県中泊町の新・ご当地グルメ「中泊メバルの刺身と煮付け膳(メバル膳)」が12日、販売累計10万食を達成した。2015年7月のデビュー以来、約7年3カ月で大台に乗せた。

 達成者となったのは、同町で開催中の「宮越家・秋の一般公開」見学ツアー客で青森市の作間成子さん(64)。ツアー客一行13人が昼食のため飲食店「くつろぎダイニング哲。」を訪れ、メバル膳を注文した。

 同店でセレモニーが行われ、濱舘豊光町長から作間さんに感謝状とメバル加工品の目録が贈られた。友人とツアーに参加した作間さんは「メバル膳は知っていたが、食べるのは初めて。白身魚が好きなので楽しみにしていた」と喜んだ。

 同町は小泊沖の津軽海峡産ウスメバルで地域おこしをしている。町によるとデビュー以降のメバル膳の経済波及効果は、定食販売に加え関連消費額などを試算すると約5億8700万円に上るという。濱舘町長は「新型コロナの影響もあり販売スピードは鈍ったが、大台に乗せることができてうれしい」と話した。

 10万食達成を記念して中泊メバル料理推進協議会は13日から、町内の提供店舗でメバル膳を食べた人の中から抽選で20人に生メバルと生干しメバル各3匹をプレゼントする。期間は11月6日まで。問い合わせは同協議会事務局(電話0173-57-2111)へ。

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