
青森市の善知鳥神社の新たな宮神輿(みこし)「三之宮(さんのみや)」が完成し、17、18の両日、市中心街でお披露目の運行が行われた。神輿の胴には、ねぶた師・竹浪比呂央さん作のねぶた絵が描かれ、関係者は「世界に1台だけの神輿」と喜んでいる。
三之宮は、同市の神輿団体「善知鳥宗像参女神(むなかたさんじょしん)神輿会」の35周年記念事業として製作。ちょうちんが掲揚された「万灯(まんどう)神輿」と呼ばれるもので、重さは明らかになっていないが、同種の神輿としては県内最大級という。神奈川県に工房を構える中里康則さんが神輿とちょうちんの製作を担当した。
竹浪さんのねぶた絵は同神社の祭神である「宗像三女神」のほか「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」が題材。神輿向けのねぶた絵は初めてという竹浪さんは「日本画の手法を取り入れた。時代を経て代々残していく神輿。重く受け止めながら筆を進めた」と振り返る。
17日夜の初運行では、青森ねぶた祭さながらにハネトやはやし方が神輿の先導を務め、ねぶたばやしと共に威勢のいい「ラッセラー」のかけ声が新町通りや柳町通りなどに響いた。山車ではなく、神輿とハネトの思わぬ「競演」に、沿道の市民や観光客らが足を止め、写真に収めていた。
同神社の柿崎正哉禰宜(ねぎ)は「将来の宝になった。協力してくれた皆さんに感謝したい」と話した。
三之宮は、同市の神輿団体「善知鳥宗像参女神(むなかたさんじょしん)神輿会」の35周年記念事業として製作。ちょうちんが掲揚された「万灯(まんどう)神輿」と呼ばれるもので、重さは明らかになっていないが、同種の神輿としては県内最大級という。神奈川県に工房を構える中里康則さんが神輿とちょうちんの製作を担当した。
竹浪さんのねぶた絵は同神社の祭神である「宗像三女神」のほか「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」が題材。神輿向けのねぶた絵は初めてという竹浪さんは「日本画の手法を取り入れた。時代を経て代々残していく神輿。重く受け止めながら筆を進めた」と振り返る。
17日夜の初運行では、青森ねぶた祭さながらにハネトやはやし方が神輿の先導を務め、ねぶたばやしと共に威勢のいい「ラッセラー」のかけ声が新町通りや柳町通りなどに響いた。山車ではなく、神輿とハネトの思わぬ「競演」に、沿道の市民や観光客らが足を止め、写真に収めていた。
同神社の柿崎正哉禰宜(ねぎ)は「将来の宝になった。協力してくれた皆さんに感謝したい」と話した。
