「下北の縄文」再発見フェア

国重要文化財の二枚橋(2)遺跡の土面を見る来場者

 下北半島7市町村の縄文遺跡からの出土品などを展示する「『地元の縄文』再発見フェア」が17日、青森県むつ市のむつ来さまい館で始まった。世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産にこそならなかったものの、身近にある遺跡を再認識し、縄文人の暮らしを感じようと、多くの市民が詰めかけた。

 県内には、全40市町村に3500カ所以上の縄文遺跡がある。こうした遺跡への理解を広めようと、県埋蔵文化財調査センターが今回初めてフェアを開いた。

 会場には土器、土製品、土偶、玉類など560点を展示。市町村ごとに並べてあり、むつ市の二枚橋(2)遺跡から出土した土面(市所蔵)も2012年の国重要文化財指定後、初めて市内で展示している。

 県内各遺跡の出土品を紹介するために同センターが作製した「縄文カード」は7市町村のものなど25種類を用意。会場4カ所に置かれた縄文土器の中に手を入れて引く仕掛けで、来場者の人気を集めていた。

 同市第一田名部小6年の三浦洸翔(ひろと)君(12)は「縄文土器は教科書で見たことはあるけど、本物は初めて。模様がとても細かくて面白いと思った」と感想を話した。同市の主婦(72)は「下北の出土品も、三内丸山遺跡に負けていないんじゃない」と笑った。

 フェア最終日の18日は、同市教育委員会の森田賢司さんと東通村教委の小山卓臣さんらが参加する講演会とシンポジウムを午後1時から行う。入場無料。先着80人まで。

会場は下北半島の「まさかり形」にレイアウトされ、市町村の位置に沿って出土品が並んだ

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