十和田・現美 入館者200万人達成

200万人目の入館者となった清水さん(左から3人目)と妻の純子さん(同2人目)と記念写真に納まる鷲田館長(左)、小山田市長

 十和田市現代美術館(鷲田めるろ館長)の入館者数が19日、2008年4月の開館から15年目で通算200万人を突破した。同館で記念セレモニーが行われ、小山田久市長や鷲田館長らが節目を祝った。

 200万人目となったのは岩手県北上市から訪れた会社員清水純さん(47)。妻の純子さんと共に2泊3日の青森県旅行中に足を運んだ。セレモニーでは、小山田市長が同館のオリジナルグッズなどを、鷲田館長は同館の常設作品「フライングマン・アンド・ハンター」の作者・森北伸さんが200万人目の入館者に贈るために作った絵画をそれぞれ手渡した。

 清水さんは「びっくりしたけれどうれしい。ガイドブックに載っているのを見て初めて来た。これから作品を見るけれど、外観もアートだなと思った」と話していた。

 入館者数から計算すると、同館には年平均で同市人口の2.3倍に当たる約14万人が訪れていることになり、鷲田館長は「お客さんに支えられての美術館との思いを新たにした。街に開かれた美術館として(取り組みを)『地域交流センター』(仮称)や県内の美術館との5館連携に広げたい」と語った。

 年度別の同館の入館者数は09年度の18万795人が最多。19年度は16万1097人だったが、20、21年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響でインバウンド(訪日客)が減少したことなどからいずれも8万6千人台となった。22年度は7月末時点で4万6248人となっている。

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