青森ねぶた祭 期間中最多の30万人が喝采


 青森ねぶた祭は6日、夜間合同運行の最終日を迎えた。今年の大型ねぶた全17台が青森市の中心街を練り歩き、期間中最多の30万人の観衆(青森ねぶた祭実行委員会発表)から喝采を浴びた。

 青森ねぶた祭は午後6時50分、号砲を合図に運行スタート。5日夜の審査発表を受け、各賞を受賞した団体はねぶたに額を掲げて出陣した。新型コロナウイルス対策による人数制限のため数こそ例年より少ないものの、ハネトたちはゆく夏を惜しむかのように大きく体を揺さぶり「ラッセーラー」のかけ声を上げた。

 ねぶた大賞に輝いた青森菱友会の「龍王」(竹浪比呂央さん作)などの大型ねぶたが客席に近づき、闇の中に迫力あふれる武者人形が浮かび上がると、沿道の大勢の観衆がカメラを向け、拍手を送った。

 7日は午後1時から大型ねぶた13台を運行。同7時ごろからねぶた4台による海上運行を実施。同7時15分から青い海公園一帯で青森花火大会を行い、3年ぶり開催の祭りは閉幕する。

【弘前ねぷた】

 6日目を迎えた弘前ねぷたまつりは、大小29台の扇ねぷたなどが駅前コースに出陣。勇壮な武者絵の競演に25万人(まつり本部発表)の観衆が酔いしれた。

【五所川原立佞武多】

 五所川原立佞武多(たちねぷた)は折り返しの3日目を迎え、大型立佞武多2台を含む計9台が出陣した。迫力ある大型の威容と威勢の良い「ヤッテマレ」のかけ声に、沿道の観衆から大きな拍手が湧いた。

夜間合同運行の最終日、トリを務めたねぶた大賞の青森菱友会「龍王」=6日午後8時12分

青森市

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