零戦のプロペラ、主脚展示/三沢航空科学館

墜落の衝撃で折れ曲がったとみられる零戦のプロペラ

 青森県三沢市の県立三沢航空科学館で、旧日本海軍の零式艦上戦闘機(零戦)とその設計者・堀越二郎(1903~82年)にスポットを当てた企画展が開かれている。零戦の実機のプロペラと左主脚などの展示品が、来館者の目を引いている。7月3日まで。

 戦時中、当時の三沢飛行場に零戦21型や同52型が配備されていた歴史的経緯から、同館はこれまでも、零戦の復元機の展示などの企画を実施。いずれも好評だったため、今回の企画展を開くことにした。

 プロペラと主脚は、戦時中に小川原湖に墜落した機体のもので、1998年に湖から引き揚げられた。堀越が愛用した計算尺など、出身地・群馬県藤岡市の藤岡歴史館から借り受けた資料のほか、零戦の開発経緯や堀越の業績を紹介するパネルも並んでいる。

 航空科学館の大柳繁造館長は「零戦は、緻密で細やかな堀越の性格がそのまま表れたような戦闘機。当時最先端だった技術は引き継がれ、戦後の日本の航空機開発の進歩に大きく寄与した」と解説する。

 企画展は入場無料。会場では7月3日午前11時から、大柳館長の講演を行う予定。

三沢市

青森
20年の集大成 モモさん30日ライブ/三沢
青森
温泉番付・青森屋(三沢)が東北1位
青森
屋内スケートボード場オープン/三沢
青森
三沢市中心街にスケボー場 3月2日オープン
青森
MASSAN(三沢出身)のデュオ10周年 5月凱旋ライブ