浅虫水族館にアザラシ赤ちゃん

母乳をせがみ水槽の陸場に姿を見せたゼニガタアザラシの赤ちゃん(左)=10日午後、青森市の県営浅虫水族館

 青森市の県営浅虫水族館で5月に生まれたばかりのゼニガタアザラシの赤ちゃんが、海獣館の水槽で展示され、愛くるしいしぐさが来館者を楽しませている。

 同水族館でのゼニガタアザラシの誕生は初めて。5頭いるうちの雌の「静(しず)」が5月13日に展示水槽内の陸場で出産した。親子はバックヤード内で過ごした後、今月6日から展示水槽に戻った。体重約18キロで生まれた赤ちゃんは「サツキ」(雌)と名付けられ、現在は約35キロとすくすく成長している。

 10日は来館者が見守る中、サツキが母親とじゃれ合いながら泳いだり、腹ばいでぷかぷかと浮かんで寝たりするかわいらしい姿が見られた。親子が陸場に上がり授乳する様子もうかがえた。

 飼育展示部海獣グループの桃井綾子さん(30)は「静は初産なので育児がうまくいくか心配されたが、出産後1時間ほどで授乳をしてくれた」とほっとした様子。最近は親から離れて元気に泳ぎ回っており、「あと2週間ほどで離乳の時期が来るのではないか」と順調な成長に目を細めた。

 つがる市からサツキを見に来ていた岡本舞香さん(45)は「ゼニガタアザラシの赤ちゃんを見るのは初めて。目がくりくりしていてかわいい」と見入っていた。

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