しゃこちゃんのリンゴジュース 木造駅などで販売

4月から販売を始めた「しゃこちゃんアップルジュース」

 青森県つがる市の亀ケ岡石器時代遺跡と田小屋野貝塚の世界文化遺産登録を記念し、同遺跡出土の遮光器土偶(通称・しゃこちゃん)の写真をあしらったデザイン缶「しゃこちゃんアップルジュース」(195グラム)が完成した。同遺跡の情報発信などに取り組んでいる同市のNPO法人つがる縄文の会(川嶋大史理事長)が企画。市観光物産協会が4月からJR木造駅売店などで販売を始めた。

 ジュースの原材料は、同市内や岩木山麓の園地から集荷したリンゴを使用。ストレート果汁100%で、黒石市の青森県りんごジュースが製造した。価格は1本120円(税込み)で、30本入り1箱3600円(同)。今年限りの限定商品で、全部で千箱、3万本を製造した。

 川嶋理事長と同会メンバーの三上眞理子さんがこのほど、つがる市役所を訪れ倉光弘昭市長に完成を報告。三上さんは「縄文遺跡と世界遺産の街のつがる市をしゃこちゃんと一緒に広く発信したい」と意気込んだ。試飲した倉光市長は「とてもおいしい。縄文遺跡PRに向けた良いアイデアで、公的な会議の場でも出していきたい」と感謝した。

 同会は、市内の小、中、高校全ての児童生徒にしゃこちゃんアップルジュースを1本ずつ贈呈。遺跡やしゃこちゃんについて紹介したパンフレットも一緒に配り、子どもたちに縄文遺跡の価値について理解を深めてもらうという。

 ジュースは市農産物直売所や道の駅もりた、むらおこし拠点館「フラット」などでも販売している。

倉光市長(中)にしゃこちゃんアップルジュースの完成を報告した川嶋理事長(左)と三上さん

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