冬の十二湖、闇に鮮やか 王池で試験ライトアップ/深浦

冬季誘客に向け、十二湖・王池で行われた試験点灯=14日午後6時10分ごろ

 青森県深浦町などは14日、冬季の誘客に向け、十二湖・王池の東湖でライトアップの試験点灯を行った。早ければ来冬にも実施する。

 試験点灯は、町観光課や町観光協会、宿泊施設アオーネ十二湖白神の職員計5人が連携して実施。同町北金ケ沢地区の大イチョウの夜間点灯で使っている発光ダイオード(LED)投光器3基を活用した。職員はトランシーバーで見え具合を確認し合いながら、青赤緑黄の色彩や光の角度を調整。日没後、雪に覆われた王池に、鮮やかな光が浮かび上がった。

 町は十二湖を町内観光のトップブランドに据え、ハードやソフトの整備を盛り込んだ戦略プラン(2021~26年度)を策定しており、夜間点灯は初の試み。十二湖は冬季閉鎖中で、町は、町内の宿泊客に夜間点灯を披露することを想定している。町観光課の蝦名一裕主幹は「宿泊パックにして売り出したい。思ったより良く見えたが、色の組み合わせや光のボリュームをどのように出すかが課題」と語った。

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