「氷のカーテン」寒波で早めの出現/深浦

例年より早く姿を現した千畳敷の「氷のカーテン」=5日午後4時15分ごろ、深浦町北金ケ沢

 青森県深浦町北金ケ沢のJR五能線千畳敷駅付近の線路沿いに、冬の風物詩「氷のカーテン」が現れた。例年、1、2月の厳寒期に見られるが、今冬は相次ぐ寒波で一足早く氷が張り付いた。

 町観光課などによると、氷のカーテンは高さ約20メートル、長さ約100メートルにわたり、日本海に向かって切り立つ岩肌から染み出た水が凍ってできる。今冬は昨年12月下旬から氷ができ始めていたという。

 千畳敷駅では5日、観光列車「リゾートしらかみ」の乗客が一時下車。青森市の手塚ゆりさん(65)は、冷たい海風に吹かれながら「実際に見ると迫力がある」と見上げていた。

 氷は昼夜の寒暖差が大きい日が続くほど、大きくなるという。駅近くで民宿を営む金澤信仁さん(54)は、岩肌に水が染み出た形跡が少ないことに触れ「(氷のカーテンが)年々小さくなっている気がする」と語った。見ごろは天候次第だが、2月中旬まで続く。

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