大雪像は旧函館区公会堂に/弘前城雪燈籠まつり

大雪像のモデルとなる函館市の旧函館区公会堂

 第46回弘前城雪燈籠(どうろう)まつり(来年2月10~13日開催)の実務者委員会は24日、弘前市立観光館で会議を開き、弘前公園四の丸に造る大雪像のテーマを函館市の「旧函館区公会堂」にすると決めた。

 旧函館区公会堂は明治期に建てられた洋館で、国の重要文化財。観光分野などで交流の深い函館市が来年で市政100年を迎えることや、北海道民を呼び込む狙いもありテーマに決めた。海外の世界遺産などを除き、青森県外の建物を大雪像にするのは初めて。

 三の丸の市民広場では新たに、会期中の日没から午後9時まで、人の動きに連動して映像が変化するプロジェクションマッピングも行う。

 新型コロナウイルス対策として、昨年に続き園内での飲酒やアルコール類の販売は禁止する。入場方法などは、まつり開催時点での感染状況や国の指針などを踏まえる。

 実務者委員長の神雅昭・市観光部長は、会議出席者に「感染対策を徹底し、地域の落ち込んだ経済を回復させていこう」と呼び掛けた。

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