亀ケ岡石器時代遺跡で行われた発掘調査の現地説明会

 世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」の構成資産の一つ、青森県つがる市の亀ケ岡石器時代遺跡で7月から行われた発掘調査で、縄文時代晩期の土坑墓5基が新たに確認された。縄文晩期から弥生時代前期にかけての遺物や遺構も新たに見つかった。

 同遺跡で23日開かれた「JOMON亀ケ岡遺跡・田小屋野貝塚まつり」で同市教育委員会が現地説明会を開き、県内外から訪れた約200人が発掘現場などを見学、縄文時代の生活に思いをはせた。まつりはNPO法人つがる縄文の会(川嶋大史理事長)と市教委が主催。同遺跡と田小屋野貝塚の世界遺産登録決定を祝うイベントとして開いた。

 市教委による4年ぶりの発掘調査は、将来の遺跡整備に向け墓域の広がりなどを確認するために実施。台地中央から南側斜面地にかけての雷電宮周辺6地点、約400平方メートルを発掘した。

 土坑墓は2地点で計5基見つかり、緑色凝灰岩などで作った小さな玉4点も墓の上から出てきた。別の調査地点では縄文晩期から弥生前期にかけての土器や石器、土偶などが出土したほか、竪穴建物跡の可能性がある遺構も1基確認したという。

 調査を担当した市教委の木戸奈央子学芸員は「縄文晩期が主要年代である亀ケ岡石器時代遺跡は、実は縄文前期から弥生前期までの長期間に及ぶ遺跡だと分かっている。今回はその弥生前期の人々の生活の痕跡や遺物が見つかったことが成果の一つ」と解説した。

 まつりでは、ベンケイガイ貝輪づくり体験や縄文クイズラリーも行われたほか、ステージでは市登山囃子(ばやし)保存会による演奏や縄文太鼓、スコップ三味線、踊りなどが披露され、来場者が大きな拍手を送った。

つがる市

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