漆芸家・藤田清正さん生誕100年展/弘前

弘前市のギャラリーで開かれている漆芸家・藤田清正さんの生誕100年記念漆芸展

 多彩な技法を駆使した創造性豊かな作風で知られる漆芸家で研究者の藤田清正さん(2005年に84歳で死去)生誕100年記念漆芸展が青森県弘前市のギャラリーCASAICO(カサイコ)で開催されている。11日まで、入場無料。

 同ギャラリー10周年に合わせての開催。藤田さんは弘前市出身で1921年生まれ。県工業試験場に勤務し、古津軽塗についても調査した。会場には昭和20年代から晩年にかけての作品を展示、ブナコと組み合わせた大型の作品、津軽塗を基本に他の漆工芸の技法を取り入れた作品を含め計80点が並ぶ。塗り模様の見本となる手板500枚も展示。代表的な唐塗、七々子塗、錦塗、紋紗塗のほか、ひねり塗り、たたき塗りなどさまざまな技法を見ることができる。

 同記念展は、藤田さんの長男で漆芸家の正堂さんらの協力を得て開催。手板については過去の実績などを踏まえた津軽塗の振興を目的に、幅広いジャンルの人たちで今年結成した「津軽漆連」の協力で分類した。同ギャラリーの葛西彩子代表は「清正さんの漆にかけた生涯の軌跡を見ることができる。津軽塗の多様性も感じてもらえれば」と話す。同展に訪れた平川市碇ケ関の丸山惠さん(70)は「大きな作品や、ガラスでできていると思うような作品があり驚いた。いずれも緻密で素晴らしい」と話した。

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