中里高生、町の魅力をラジオ形式で発信

ラジオ番組形式で地元の魅力を紹介する音源を制作した中里高校の生徒たち

 青森県中泊町の中里高校の生徒たちがパーソナリティー役となって、町内の名所や伝統行事などをラジオ番組形式で紹介する音源を制作した。高校生らしく素直な語り口で地域の魅力を伝えており、CDに録音した音源を町内施設で流している。

 地域課題の解決を目指す同校のソーシャル・ビジネス・プロジェクト(SBP)活動の一環。来年3月末の閉校を控え、町内外の人に地元の魅力を生徒自らの声で届けようと制作を企画し、4カ月間かけて完成させた。

 番組名は「中高(なかこう)ラジオ」。町内の飲食店を取材したほか、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る地域に伝わる祭り「お田植祭」、地域団体の植栽活動に参加した様子などを1時間に編集した。

 店舗紹介では生徒たちがシジミ料理店「しじみ亭奈良屋」を訪問。同店の代表者にインタビューし、釜飯やチャウダーなど店の人気商品やおすすめのシジミの食べ方などを聞き出した。

 このほか、生徒同士が町の旧家「宮越家」の魅力を語り合うコーナーも収録。同家の庭園について、座って眺める「座観式」で、水を使わずに石や砂で山水の趣を表す「枯れ山水」の技法で整備されていることを、時折「エモい」など若者言葉を使いつつ、軽妙な語り口で紹介している。

 生徒会長の外崎和葉さんは「制作する中で改めて町の魅力を感じた」と笑顔。小野桃加さんは「楽しみながら完成させることができた。多くの人に聞いてほしい」と話した。

 「中高ラジオ」は町特産物直売所「ピュア」や津軽中里駅構内などで放送中。


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