亡き人思い合掌 恐山で夏の大祭始まる/むつ

夏の大祭が始まった恐山。風車が回る中、参拝者が地蔵に手を合わせた=20日午後1時すぎ

 日本三大霊場の一つ、青森県むつ市の恐山で20日、夏の大祭が始まった。県内外から参拝客が訪れ、東日本大震災の犠牲者や亡き人をしのんだ。

 「人は死ねば、お山(恐山)に行く」と信仰を集めている恐山。昔から「大祭の時期に地蔵に祈れば亡くなった人の苦難を救う」と言い伝えられている。この日は心地よい風が吹き抜け、風車がカラカラと回る音と鳥の声だけが響いていた。

 観光で初めて訪れたという五戸町の30代女性は「地獄のようだと聞いていた風景も、来てみたらきれいで静か」と話した。愛知県知多市から夫婦で訪れた女性(58)は「震災の復興を祈った。イタコのイメージが強かったが、景色が素晴らしい」と話した。

 夏の大祭は24日まで。開門時間は午前6時~午後6時で、僧侶らが列をなして藩政時代の山主の参拝を再現する「山主上山(さんしゅじょうざん)式」は簡略化して行う。また、境内の建物の一角では、死者の霊を呼び寄せるというイタコの口寄せを行っている。宿坊は通年、宿泊を受け付けている。

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