八戸・清水寺観音堂ふき替え着々

報道機関に公開された清水寺観音堂のかやぶき屋根のふき替え工事現場=14日、八戸市

 約40年ぶりにかやぶき屋根の保存修理が行われている青森県八戸市是川の国重要文化財「清水寺(せいすいじ)観音堂」で14日、ふき替え工事の状況が報道機関に公開された。一般公開は7月3日に行う。

 ふき替え工事は10日から始まり、現在は束ねたカヤを屋根の下側の軒先部分から置いて重ねていく「軒付(のきづ)け」という作業が行われている。20日すぎぐらいからは、屋根の頂上へとカヤをふいていき、下地に縄で縫い付けて固定する「平(ひら)ぶき」作業に移る。7月末ぐらいから屋根の頂上の部分に土の付いた芝を載せ、土の重みと芝の根で屋根材を固定させていく「芝棟作(しばむねづく)り」を行い、完成させる。

 かやぶき屋根工事の技術を持ち、文化財修理の実績がある宮城県石巻市の熊谷産業が作業を担当。同社によると、ふき替えは、同観音堂で使われていたカヤのうち傷んでいないものを再利用するほか、新たに4トントラックで3台分となる約2千束のカヤを加えて行う。

 現場で親方を務める佐々木孝則さん(39)は「屋根の解体時にどのようなつくりになっているのか一つ一つ確認した。できるだけ昔の職人のやり方に沿って復元していく」と話していた。

 7月3日の一般公開は、八戸市ホームページで申し込みを受け付ける。前日2日には是川地区住民対象の見学会を行う。

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