平川産のトマトでカクテル

地元産ミニトマトのプレミアムジュースを使ったカクテル「レッドアイ」の提供開始を長尾市長(中)に報告した小山内社長(右)と奈良代表

 青森県平川市産のミニトマトを使ったプレミアムジュースとビールで作るカクテル「レッドアイ」が同市内の飲食店で販売されている。関係者が4月30日、同市役所で長尾忠行市長に提供開始を報告した。

 取り組みを進めているのは同市内の設備業小山内機器の小山内満社長とhiromasa農園の奈良拓昌代表。贈答用の箱入りジュースは昨年初めてネット販売し、720ミリリットル入り5千円(税込み)100本が完売。現在のところ、業務用のみを飲食店に卸している。

 ジュースには、「サマーチカ」「サンチェリーピュア」の2品種を、独自に開発した「黄金比率」で使用。カクテルは、これをビールと1対1で割って、市内の居酒屋など30店ほどで提供している。

 ロゴ入りの特製グラスでカクテルを試飲した長尾市長は「さっぱりしてくせになりそう。グラスもいい」と太鼓判。同市内には酒類の醸造所がないが、4月から水木精肉店が委託製造した「津軽の桃」スパークリングワインの発売を始めたことを紹介しながら「ぜひ多くの方に知っていただき、愛される商品にしてほしい」と、地元発の酒類による食の魅力発信に期待を寄せていた。

 小山内さんは「コロナで閉鎖的な気分が広がる中だからこそ、頑張って平川から県内に広めたい」、ミニトマトの製法を研究し近隣の農家に呼び掛けている奈良さんは「今後契約農家を増やして地元の飲食を活性化していきたい」と意欲を見せていた。

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