お気に入りの「弘前城」を持ちながら、段ボールアート展をPRする桑田さん

 段ボールで作られた恐竜やランドセルなどを展示する「段ボールアート展」が14日、平川市文化センター2階ギャラリーで始まった。2月28日まで。

 市文化協会主催。同市の建設会社代表・桑田敏美さん(72)が制作したバラエティー豊かな15点を展示している。

 桑田さんがアート制作を始めたのは、12~13年前にテレビで段ボール製のテーブルや椅子などを見て「これなら自分にもできるかもしれない」と思ったのがきっかけ。当時は本業が忙しかったため、約6年前から本格的に作り始め、仕事が落ち着いた冬期間に取り組んでいるという。

 作品は、スーパーやホームセンターから譲り受けた段ボールをカッターナイフで切り、瞬間接着剤を使って作った。1作品約10日かけて作っており、一番のお気に入りは弘前城。段ボールのでこぼこを生かして屋根を制作し、実物さながらの厳かさを表現した。

 その他、階段などの細かい部分にこだわった市役所本庁舎や「世界一の扇ねぷた」などの力作も並ぶ。

 桑田さんは「普段は捨てる段ボールから生まれ変わった作品の数々を、ぜひ見に来てほしい」と呼び掛ける。開館時間は午前8時15分~午後5時。問い合わせは桑田さん(電話0172-44-4435)へ。

平川市の柏木小学校の校章も忠実に再現した「ランドセル」

テープで火を噴く姿を表現した高さ120センチの「恐竜」

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