高級食材の代名詞ともいえる和牛で、青森県むつ市と地元生産者がブランド化を進めているのが「下北牛」だ。北東北で古くから飼われてきた南部牛の血を引く日本短角種を主力に、うま味を高める乳酸菌入り飼料を与えて放牧。健康志向の高まりにもマッチした低脂肪・高タンパクの赤身肉として、販路拡大に地元の期待が高まっている。
下北牛を生産しているのは、サンマモルワイナリー系列の農業生産法人エムケイヴィンヤード(ともに同市川内町、北村良久社長)。脇野沢地区の山間部で遊休化していた公設畜舎と牧野を活用し、2015年に事業着手した。「サンマモルが製造している本州最北のワインと一緒に楽しんでもらえる食材として、サシ(霜降り)たっぷりの黒毛和種よりも日本短角の赤身肉の味わいが適している」(北村社長)との判断からという。
出荷前の飼料に乳酸菌を加える肥育方法には、牛の免疫を活性化させ肉の食味や香りを高める効果があるとされている。下北牛を調理して感じた特性について、プラザホテルむつの大村晋二シェフは「分厚いステーキや焼き肉でも、柔らかく胸やけしにくい」と話す。
これまで下北牛の入手はサンマモルの通販サイトか、むつ市ふるさと納税の返礼品に限られていたが、北村社長は肥育頭数を増やし販路を広げる構え。「和牛では後発ブランドですが、提供店や新メニューを増やして多くの方に魅力を伝えたいですね」と意気込む。
下北牛を生産しているのは、サンマモルワイナリー系列の農業生産法人エムケイヴィンヤード(ともに同市川内町、北村良久社長)。脇野沢地区の山間部で遊休化していた公設畜舎と牧野を活用し、2015年に事業着手した。「サンマモルが製造している本州最北のワインと一緒に楽しんでもらえる食材として、サシ(霜降り)たっぷりの黒毛和種よりも日本短角の赤身肉の味わいが適している」(北村社長)との判断からという。
出荷前の飼料に乳酸菌を加える肥育方法には、牛の免疫を活性化させ肉の食味や香りを高める効果があるとされている。下北牛を調理して感じた特性について、プラザホテルむつの大村晋二シェフは「分厚いステーキや焼き肉でも、柔らかく胸やけしにくい」と話す。
これまで下北牛の入手はサンマモルの通販サイトか、むつ市ふるさと納税の返礼品に限られていたが、北村社長は肥育頭数を増やし販路を広げる構え。「和牛では後発ブランドですが、提供店や新メニューを増やして多くの方に魅力を伝えたいですね」と意気込む。
▼おすすめ 3産品/基地と共に食の魅力発信/宮下 宗一郎 市長
むつ市には、旧海軍や自衛隊の基地と共に歩んできた歴史があり、市内飲食店や各種イベントで提供される地元食材にこだわった個性的なメニューで、食の魅力を発信しています。
「大湊Sora空っ!(そらから)」は、航空自衛隊ならではの食べ応えあるサイズの唐揚げで、全国に先駆けてブランド化に取り組みました。「大湊海自カレー」は海上自衛隊大湊基地の協力で各部隊の味を忠実に再現し、レトルト版やカレーパンなども登場しています。
旧海軍の調理法を基にした「大湊海軍コロッケ」は、買ったその場で食べられる手軽さが魅力。どのメニューも、平和な時代だからこそ楽しんでいただきたい味です。
むつ市には、旧海軍や自衛隊の基地と共に歩んできた歴史があり、市内飲食店や各種イベントで提供される地元食材にこだわった個性的なメニューで、食の魅力を発信しています。
「大湊Sora空っ!(そらから)」は、航空自衛隊ならではの食べ応えあるサイズの唐揚げで、全国に先駆けてブランド化に取り組みました。「大湊海自カレー」は海上自衛隊大湊基地の協力で各部隊の味を忠実に再現し、レトルト版やカレーパンなども登場しています。
旧海軍の調理法を基にした「大湊海軍コロッケ」は、買ったその場で食べられる手軽さが魅力。どのメニューも、平和な時代だからこそ楽しんでいただきたい味です。
【問い合わせ先】むつ市シティプロモーション推進課(TEL0175-22-1111・内線2613)