三沢ほっき丼12月3日から提供/店主ら決起集会

昨年までに販売されたほっき丼の例(三沢市提供)

 青森県三沢市沖で冬の味覚・ホッキガイ漁が12月から始まるのを前に、「三沢ほっき丼」を提供する市内飲食店関係者らが25日、市役所で決起集会を開いた。13年目の今冬は、初参加の1店を含む24店舗が、刺し身やしゃぶしゃぶ、天ぷら、バター炒めなど店独自のメニューを、12月3日から来年3月末まで販売する。

 市と提供店で構成する「三沢市ほっき料理会」が主催、市観光協会が後援する。ホッキの漁期に合わせた冬のご当地グルメイベントで、昨シーズンは計1万615食を提供した。今冬は24店のうち11店舗でテークアウト可能。新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた飲食店を支援しようと、特別企画「食べて応援 集めて応募 どんどんキャンペーン」も実施する。

 集会には参加店の関係者ら十数人が出席。市経済部の関敏徳部長が「皆さんのおかげで全国に知られる三沢の冬の名物となった。お客さまの思いに応えるためにも、地域一体でコロナ対策に万全を期し、難局を乗り越えよう」とあいさつ。出席者は、ゆるキャラ「ホッキーナちゃん」「ほきのすけ」と一緒に「頑張ろう」と気勢を上げた。

 各店ともコロナで減った売り上げの回復に期待を寄せる。「鮨道楽一八」の姥神(うばがみ)佐(たすく)店長(37)は「ホッキガイを加熱した時の甘みとあぶった時の香りを味わって」、みさ和活魚センターの福田健店長(51)は「各店が工夫を凝らしたメニューをぜひ味わってほしい」と話した。

 キャンペーンは(1)オリジナルグッズを先着3500人にプレゼント(2)シールを集めて応募、抽選で商品券などが当たる-の二つ。市はグルメマップを作成、参加を呼び掛ける。

 コロナ対策のため、各店へ事前の電話予約が必要。参加店などの問い合わせは市ほっき料理会事務局の市産業観光課(電話0176-53-5111、内線523)へ。

「三沢ほっき丼、頑張ろう」と気勢を上げる参加店の関係者

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