公園壁面に縄文アートペイント 八戸で完成

土器や合掌土偶の顔など、縄文モチーフが描かれた是川中央公園の壁面

 泉山岩次郎、斐次郎兄弟による青森県八戸市の是川遺跡発掘から100年となるのを記念し、同市の是川団地連合町内会などが進める「縄文アートプロジェクト」の一環で製作していた是川中央公園の壁面のアートペイントが完成した。3日、同公園でお披露目イベントを開き、壁面にかかっていた幕が外されると、訪れた市民らはカラフルな縄文ペイントに歓声を上げた。

 取り組みは高齢化が進む是川地区を盛り上げようと企画された。ペイントは、水色とピンク色の市松模様を背景に、土器や土偶などの縄文モチーフが大胆に描かれた図柄で、県内外から応募があった50件以上の原画をもとに、八戸学院大学短期大学部の佐貫巧准教授がデザインした。

 原画の入賞者の表彰も行われ、「神の祈り」で最優秀賞に選ばれた南部町福田小6年の杉沢空良(そら)君らに賞状が手渡された。杉沢君は「縄文文化の素晴らしさを伝えられればという気持ちを込めて描いた」と話した。

 その他の入賞は次の通り。

 【優秀賞】
▽小学生以下の部 石羽根靖文
▽中学生の部 根城壮輔(三本木高付属中1年)
▽一般の部 小笠原咲綾

 【是川縄文館長賞】高砂充希子

壁面のアートペイントの完成を祝って鏡開きを行う町内会メンバーら

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