秋晴れの下、紅葉狩り 黒石・中野もみじ山

中野もみじ山の紅葉が見ごろを迎え、見物客が好みの場所で写真撮影を楽しんだ=28日午後、黒石市南中野

 紅葉の名所として知られる青森県黒石市の中野もみじ山が見ごろを迎えている。秋晴れとなった28日は、見物客が赤や黄色に染まった木々を眺めながら散策し、秋の風情を楽しんだ。

 中野もみじ山は、1802(享和2)年、弘前藩主の津軽寧親(やすちか)公が京都から100種余りのカエデの苗木を取り寄せて中野不動尊に奉納し、移植したのが始まりとされる。紅葉などの名所である京都の嵐山になぞらえ、「小嵐山(こあらしやま)」とも呼ばれている。

 青空が広がったこの日は、陽光を浴びたモミジやカエデがひときわ鮮やかな色彩を放ち、見物客は中野川にかかる不動橋などから写真撮影を楽しんでいた。毎年来ているという青森市の對馬廉さん(23)は「今年も色づきが完璧できれい。コロナで窮屈な生活だけど、気分転換になった」と話した。

 黒石市観光課によると、見ごろは11月上旬まで続く見込み。今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、夜間のライトアップは中止している。

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