大型ねぶたの前で勇壮なねぶた囃子を披露する囃子方=2日夜、青森市のワ・ラッセ

 ねぶたの音色、届け、どこまでも-。青森ねぶた運行団体協議会(山内誠会長)と囃子(はやし)委員会(川田貴志委員長)によるねぶた囃子の生中継「青森ねぶた“囃子”祭~響け2021へ~」が2日、青森市のねぶたの家ワ・ラッセで始まった。6日まで連日行う。

 新型コロナウイルスの影響で中止となった青森ねぶた祭が毎年開幕する2日に合わせて開催。午後7時、山内会長が「囃子だけでも届けたいという思いが形になった。しみじみ見るのもいいし、子どもたちには元気にはねてもらいたい」とあいさつ。「青森ねぶた凱立会(がいりゅうかい)」を皮切りに5団体が演奏した。青森ねぶた祭オフィシャルホームページでインターネット配信したほか、青森ケーブルテレビでも生中継した。

 太鼓をたたいた凱立会の大角地直子さん(44)は「できれば外でやりたかったけど、囃子をやると汗も音も気持ちよかった。この音を聞きたい人がいてくれるのがうれしい」と話した。

青森市

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