初夏の味覚ジュンサイの収穫盛ん/つがる市


 21日は1年で最も昼の時間が長い夏至。青森県つがる市木造平滝地区の池では初夏の味覚ジュンサイの収穫が本格化している。20日も農家が小舟を竹ざおで操りながら、若芽の摘み取りに精を出していた。

 ジュンサイの若芽は透明な寒天質の膜に包まれ、ツルリとした独特の食感が人気。同地区では1983年ごろから転作により水田を改良した池が点在し、現在は3戸の農家がジュンサイを栽培している。

 初夏のさわやかな青空の下、丸い緑色のジュンサイの葉でびっしりと覆われた池。農家の女性らが小舟に乗って水面の葉をかき分けながら、水中で育った若芽を丁寧に摘み取った。

 1週間ほど前から娘と2人で収穫しているという安田キヨさん(78)は「春先の低温で例年より1週間ほど生育が遅れているが、出来はまずまず。みそ汁に入れて食べるとおいしい」と話した。収穫は7月下旬ごろまで続く。

 夏至の21日、青森市の日の出は午前4時6分、日の入りは午後7時12分。

緑の葉にびっしりと覆われた池でジュンサイを収穫する小舟=20日午前、つがる市木造平滝(東奥日報空撮チーム、許可を得て小型無人機で撮影)

小舟を操りながらジュンサイを収穫する農家の女性たち

つがる市

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