見ごろを迎えた、奥入瀬渓流温泉スキー場のシバザクラ=26日午前、十和田市法量焼山

 青森県十和田市法量焼山の奥入瀬渓流温泉スキー場で、ゲレンデの斜面に幅30メートル、長さ260メートルにわたり植えられた約7万2千株のシバザクラが、見ごろを迎えている。白、ピンク、赤紫、薄紫の4色。山の中腹から麓まで帯状に連なり、ゲレンデを鮮やかに覆っている。

 青空が広がった26日、訪れた人たちはスケールの大きさにため息をついた。十和田市の女性は「まるでじゅうたんみたい」、秋田県大館市の会社員男性(30)は「車で走っていたら鮮やかな色が目に入った。きれいだ。十和田市出身だがこんな見どころは知らなかった」と見とれていた。

 シバザクラは、麓のゲレンデ部分を所有する十和田市が、焼山地区の活性化を目指し2017、18年度に植えた。見ごろは6月上旬まで。入場無料。なお市商工観光課は「『3密』を避けるなど新型コロナウイルスの感染予防に十分配慮して楽しんでほしい」と呼び掛けている。

 奥入瀬渓流温泉スキー場は今年4月、観光客へのPR強化を目的に、十和田湖温泉スキー場から改名した。

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