津軽地方の庭園様式「大石武学(ぶがく)流」である青森県黒石市の国名勝・金平成園(かねひらなりえん)で5月中旬、池の水を抜いて底を洗浄する作業が行われた。前所有者から市が寄贈を受けて初の通年営業を予定している2020年度だが、新型コロナウイルスの影響で開園できないまま。この機会に、池の洗浄のほか樹木の剪定(せんてい)や除草などを約1週間にわたって徹底し、いつ開園してもいいように準備を整えた。
市や作業を担当する同市の高橋造園によると、庭園の修復を終えて一般公開を始めた15年以降、池の水を抜いて実施する大掛かりな洗浄作業は本年度が初めてで、4月に続いて5月も行った。
18日は同造園の人たちが水がほとんどない池に入り、水を高圧噴射して底のヘドロなどを洗い流しポンプで吸い取った。このほか、高さ10メートル以上の見事な松を高所作業車などを使ってきれいに剪定した。
園内はツツジやサツキなどが咲き、カエデなどの緑も鮮やか。市教育委員会文化スポーツ課文化財係の田坂里穂学芸員は「開園時期は未定だが、いつ開園してもいいように手入れをしている」と話す。
市や作業を担当する同市の高橋造園によると、庭園の修復を終えて一般公開を始めた15年以降、池の水を抜いて実施する大掛かりな洗浄作業は本年度が初めてで、4月に続いて5月も行った。
18日は同造園の人たちが水がほとんどない池に入り、水を高圧噴射して底のヘドロなどを洗い流しポンプで吸い取った。このほか、高さ10メートル以上の見事な松を高所作業車などを使ってきれいに剪定した。
園内はツツジやサツキなどが咲き、カエデなどの緑も鮮やか。市教育委員会文化スポーツ課文化財係の田坂里穂学芸員は「開園時期は未定だが、いつ開園してもいいように手入れをしている」と話す。