「すしこ」冷凍した新商品

新商品の「すしこ」を手にする杉澤興業の杉澤会長(左)とつがる女性加工の菊地取締役専務

 青森県鯵ケ沢町でホテルグランメール山海荘などを営む杉澤興業とつがる市の食品製造業「つがる女性加工」は、津軽地方の伝統食「すしこ」を冷凍した新商品を共同開発し11日、販売を始めた。すしこはもち米と野菜を一緒に漬けて発酵させた全国でも珍しい「お米の漬物」。同ホテルの夕食ですしこを味わった宿泊客から要望が多いお土産用として商品化した。杉澤興業の杉澤むつ子会長は「サラダ感覚で味わえるヘルシーな漬物。多くのお客に買ってもらい津軽の伝統の味を全国に広めたい」と話した。

 すしこはつがる市など稲作が盛んな西北地域を中心に伝わる郷土料理。一夜漬けのキャベツや古漬けのキュウリと赤ジソの葉を細かく刻んで、炊き上がったもち米と一緒に混ぜ合わせた後、数日間漬けて乳酸発酵させる。昔から同地域では、農家が農作業の合間に食べて疲れを取ったり、野菜が少ない冬場の保存食として作っていたという。

 つがる女性加工では1997年から、塩分を控えめにし野菜を多めにした独自のすしこを製造・販売。同ホテルでは長年、そのすしこを宿泊客に夕食の一品として提供している。客から「おいしい」と好評であることから、約3年前からお土産用として長持ちする商品の開発構想を練り、県よろず支援拠点などの助言を受けて開発を進めてきた。

 同日、同ホテルで開かれた新商品発表会で、杉澤会長は「津軽の伝統食を広く県内外に伝えたいと試行錯誤したが、ようやくその思いがかなった」。つがる女性加工の菊地千穂取締役専務は「冷凍しても味や品質に変わりがないと分かった。ご飯のおかずやお酒のおつまみに味わってほしい」と話した。

 新商品は100グラム入り1パック650円(税別)。杉澤興業が経営する同ホテルと鯵ケ沢温泉水軍の宿で販売している。問い合わせは杉澤興業(電話0173-72-8111)へ。

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