フノリ採りツアー 48人が冬の恵み実感

夢中になってフノリをむしる参加者

 青森県風間浦村で22~23日、フノリ採りを体験するツアーが行われた。村によると、今年は暖冬の影響でフノリの生育状況は良くないというが、参加者は岩に付いた赤褐色のフノリを無我夢中で摘み取り、津軽海峡の冬の恵みを肌で感じていた。

 同村のフノリ漁は2月から5月にかけて行われており、この時期のフノリは柔らかいという。ツアーは毎年、村や村観光協会などでつくる実行委員会が主催し、東奥日報旅行センターが実施している。

 23日は、ツアー客と同村・下風呂温泉の宿泊客ら48人が、同村蛇浦の海岸でフノリ採りを体験した。時折強い風が吹く中、参加者は長靴を履き、腰にかごを下げて磯場に繰り出すと、一心不乱にフノリをむしっていた。海岸ではフノリのみそ汁やタコ、ホタテの炭火焼きが振る舞われ、参加者が冷えた体を温めていた。

 青森市から来た相馬誠二さん(74)は「今回で8回目の参加。今年は昨年の3分の1くらいしか採れなかったけれど、楽しかった。村を挙げてもてなしてくれるのも最高」と話した。

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