ライトアップされた馬門岩。神秘的な自然美が観光客を魅了した=25日午後7時40分

 厳しい寒さで氷結した「氷瀑」を鑑賞するバスツアーが、青森県十和田市の奥入瀬渓流で行われている。見ごろを迎え、10日から始まったナイトツアーには県内外から多くの観光客が参加。雪が積もった氷柱や樹木がライトで照らされ、厳寒期のひと味違った自然美を堪能した。

 25日夜のツアーには、東京や熊本県などから24人が参加。午後7時20分すぎにスタートし、氷柱がそそり立つ「馬門岩」や「雲井の滝」「白布の滝」といった氷瀑の名所に加え、雪化粧した渓流など5カ所をバスで巡った。停車場所では照射車両から白や青、赤などのライトが当てられた。神秘的な景色が現れると「おお、きれい」「これはじかに見ないと」などと歓声が上がった。

 また、同日から2月11日まで行う屏風岩に向けたプロジェクションマッピングの投影も楽しんだ。

 夫婦で参加した川崎市の和久充さん(66)は「馬門岩が想像以上に素晴らしく感動した。他にもある滝のライトアップも見てみたい」と話した。

 ナイトツアーは3月15日まで(昼間は土日祝日のみ運行)。

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