雪人参シチュー 五能線の駅弁メニューに

能代牛、セイリングの「ふかうら雪人参ビーフシチュー」(右下)などを使った「秋田のんめもの弁当 五能線エリア編」

 JR秋田支社は「秋田のんめもの弁当 五能線エリア編」と銘打ち、青森県深浦町の特産品「ふかうら雪人参」などを使った駅弁を販売している。深浦町の飲食店「セイリング」の看板メニュー「ふかうら雪人参ビーフシチュー」が駅弁の一部に採用された。店主の山本千鶴子さんは「五能線沿線を代表する素材として、ふかうら雪人参を使ってもらえたのはうれしい」と喜んでいる。

 同町の舮作(へなし)興農組合が生産するふかうら雪人参は、厳寒期に雪の下の畑から掘り出され、冬の間に蓄えた強い甘みと豊富なうま味成分が特長。セイリングでは、雪人参を大ぶりにカットして使ったビーフシチューが人気で、レトルト化も実現している。

 五能線エリア編の駅弁を製造する関根屋(秋田市)の金子達也代表取締役は「青森県側の食材について、海のもの以外で探してたどりついたのが、ふかうら雪人参だった」と説明。メインの能代牛カットステーキ風とふかうら雪人参ビーフシチューのほか、ふかうら雪人参のピクルス、藤崎町産ふじのコンポートも付け合わせた。

 山本さんは「観光客には五能線の旅と弁当を楽しんでもらい、深浦町を訪れてほしい」と話す。駅弁販売は、秋田県内の駅売店や五能線のリゾートしらかみ「橅(ぶな)」編成車内カウンターで。価格は税込み1500円。問い合わせは関根屋(電話018-833-6461)へ。

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