三戸町や青森市で20日、冷え込むほどうま味が増すという凍(し)み豆腐作りが行われた。この日は1年で最も寒さが厳しいとされる「大寒」だったが、県内各地で気温が上がり、一部で3月中旬並みの暖かさとなる中、作り手はやきもきしながら作業にいそしんだ。
三戸町の山あいにある貝守地区の加工施設では、食品加工グループ「貝守やまゆり会」の女性会員が地元の大豆で作った豆腐12丁をひもで結んで一連とし、干し場につるして風で乾かした。今年は約1650連を作る予定という。
例年なら最高気温が0度近くまで下がることもあるが、この日は3月上旬並みの5.7度。米田恵子さん(66)は「暖冬に一苦労。もっともっとしばれてほしい」と願った。
一方、青森市の酸ケ湯温泉敷地内では氷点下2~3度の中、温泉の従業員15人がパック入りの木綿豆腐計1500丁の水を抜き、専用の干し場のワイヤに手際よく掛けた。寒風に一晩さらし、21日午前に回収して冷凍保存するという。
同温泉の山形太郎さん(46)は「夜に氷点下10度まで下がれば、理想の味に近づくはず」と期待を込めて話した。
三戸町の山あいにある貝守地区の加工施設では、食品加工グループ「貝守やまゆり会」の女性会員が地元の大豆で作った豆腐12丁をひもで結んで一連とし、干し場につるして風で乾かした。今年は約1650連を作る予定という。
例年なら最高気温が0度近くまで下がることもあるが、この日は3月上旬並みの5.7度。米田恵子さん(66)は「暖冬に一苦労。もっともっとしばれてほしい」と願った。
一方、青森市の酸ケ湯温泉敷地内では氷点下2~3度の中、温泉の従業員15人がパック入りの木綿豆腐計1500丁の水を抜き、専用の干し場のワイヤに手際よく掛けた。寒風に一晩さらし、21日午前に回収して冷凍保存するという。
同温泉の山形太郎さん(46)は「夜に氷点下10度まで下がれば、理想の味に近づくはず」と期待を込めて話した。