「紅きく芋うどん」新名物に/五所川原

五所川原市の新たな名物として期待される「紅きく芋うどん」

 農産物加工品の製造を手掛けるテンコーファーム(青森県五所川原市)とヤマホ竹鼻製麺所(同)が、赤菊芋を使ったうどん「紅(あか)きく芋うどん」を開発した。今後商品化し、同市の新たな名物として市内外にPRしていく。

 赤菊芋は同ファームが市内の畑で収穫。市外の業者が粉末状に加工し、ヤマホ竹鼻製麺所が小麦粉と混ぜ合わせて麺にした。

 五所川原市には果肉まで赤い「赤~いりんご」という特産物があるため、両社は商品化に当たり「紅」という字を使った。今後、ヤマホ竹鼻製麺所の直営店「義平」(同市)で1袋200グラム入りの乾麺を販売する予定だ。価格や発売時期は未定。

 キクイモは血糖値の上昇を抑える効果があるとされる食物繊維「イヌリン」を含み、赤菊芋はイヌリンがより豊富という。同ファームによると、キクイモを大規模に生産している産地は本州では少なく、同ファームの石岡則秋さんが北海道から赤菊芋の種イモを仕入れ、今年市内の畑に作付けした。

 18日に市役所を訪れ、紅きく芋うどんをお披露目した石岡さんは「老人ホームの給食などで使ってもらえれば。生産者を増やし、ゆくゆくは五所川原をキクイモの産地にしたい」と語った。紅きく芋うどんに関する問い合わせはテンコーファーム(電話0173-29-3658)へ。

五所川原市

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