3月から青森-浅虫1往復新設/青い森鉄道

 青い森鉄道は17日、来年3月14日に実施するダイヤ改正の内容を発表した。青森-浅虫温泉間で夕方に1往復新設するほか、青森、八戸両駅で午前6~9時台の一部列車の運転時刻を見直し、JR奥羽線やJR八戸線との乗り継ぎを改善する。千葉耕悦社長は「お客さまの声を一番に考えて対応した」と述べた。

 新設する列車は、上りが午後5時50分青森発浅虫温泉行き、下りが同6時55分浅虫温泉発青森行き。一方、上りの午前7時59分青森発浅虫温泉行きと同8時43分(現在は47分)浅虫温泉発青森行きは、利用者が少ないため平日のみの運転に変更する。

 また、八戸駅で東北新幹線との乗り継ぎ時間が10分だった上下それぞれ1本については、運転時刻を見直し乗り継ぎ時間を17~19分に拡大する。沿線高校の下校時間帯に合わせ、午後7時台の三戸発八戸行きの下り列車の時刻を見直す。

 ダイヤ改正は17日に青森市のアスパムで開いた取締役会で報告した。2019年度上半期(4~9月)の旅客運輸収入実績は計画比97.8%、輸送人員実績は前年実績比101.8%。また台風19号による施設被害や運休に伴う減収などの影響金額は合計520万9千円だった。

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