サンタねぷた絵、黒石・こみせ彩る

松の湯交流館前に飾られているクリスマスが題材のねぷた絵。左は山谷さんの作品

 青森県黒石市の中町こみせ通りにある松の湯交流館前に、クリスマスを題材に制作したねぷた絵3枚が飾られている。サンタクロースやトナカイなどが柔らかなタッチで描かれており、こみせ通りを散策する人たちを楽しませている。

 観光客や市民に季節感のあるねぷた絵を楽しんでもらおうと、こみせ通り商店街振興組合(村上陽心(あききよ)理事長)と、同市のねぷた愛好者団体「黒昇會(こくしょうかい)」(今井秋行会長)が企画し今年で2年目。今井会長、山谷寿華(じゅか)さん、横山真優さんのねぷた絵師3人が、ろう書きや色のぼかしなど、ねぷた絵の技法を用いて制作した。

 クリスマスのねぷた絵は縦2メートル、横1.9メートル。プレゼントを渡すサンタクロースと喜ぶ女の子を、ねぷたの鏡絵のような構図で描いたり、サンタとトナカイを西洋の絵画風に仕上げたりと、3作品とも異なる作風で表現した。

 大阪市から観光で訪れた市原靖子さんは「ねぷたの顔の雰囲気もありつつ、クリスマス感があっていいね」と笑顔。

 今井会長は「ねぷた絵師からのクリスマスプレゼントをぜひ見てほしい」と話した。

 展示は25日まで。午後4~10時の間はライトアップも行っている。

横山さんが西洋の絵画風に仕上げたサンタクロースとトナカイのねぷた絵

今井会長がポップに描いたクリスマスリースと雪だるま

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