幸せな1年にね 五所川原で干支置物窯出し

津軽金山焼で製作された来年の干支「子」の置物

 青森県五所川原市の津軽金山焼は18日、来年の干支(えと)「子(ね)(ネズミ)」の置物の窯出しを行った。幸せな新年が訪れてほしい-という願いを込めたかわいらしい作品が次々と出来上がり、早速店頭に並んだ。

 干支の置物の製作は8年目。置物は急に冷やすと割れることがあるため、約3日間焼き上げた後に3日間かけて窯の温度を下げる。作業場では、この日取り出した置物を従業員がお湯に浸して灰などを取り除き、紙やすりで一つずつ丁寧に磨いた。

 津軽金山焼は、窯の火の当たり方などによって模様や色が微妙に異なるのが特徴。柴田歩業務部長(36)は「ネズミの目など細かな部分に気を使った。一つ一つの作品の違いも楽しんでほしい」と話した。

 置物は、高さ約12センチの大(税別3千円)、約9センチの中(同1500円)、約6センチの小(同800円)、約5センチのつまようじ入れ2種類(同500円)の5種類を用意。合計約700個を年内に作る予定だ。

五所川原市

青森
五所川原中心部でも祝福ムード・尊富士V
青森
今夏の立佞武多に5年ぶり吉幾三さん
青森
笹餅文化を後世に 4月伝承教室/五所川原
青森
ひな人形、春のほほ笑み/津軽金山焼、新作窯出し
青森
音楽も楽しめる桜祭り4月初開催/五所川原